いばらき腎バンク - 茨城県の腎臓バンク

理事長挨拶

理事長 大河内 信弘

理事長

 いばらき腎バンクは平成元年の設立以来、腎不全対策、特に腎臓移植を推進するための普及、啓発活動を行っております。日頃から関係機関、関係団体からのご支援、ご協力をいただき厚く御礼申し上げます。

 しかしながら、平成7年以降茨城県内の腎提供数は13件にすぎず、献腎移植を受けられた患者さんは36名にとどまっております。全国的にみても腎提供件数は年間約70〜110件で増加せず、逆に血液透析患者数は年々著しく増加しており、日本国内での腎臓移植希望登録者数は11,795名、茨城県内では307名(平成22年5月31日現在)おられます。脳死下に臓器提供を可能とした『臓器の移植に関する法律』が施行されてから10数年を迎えますが、その間、脳死下臓器提供者数は86件(平成22年5月31日現在)と非常に少なく、臓器提供が未だに社会に認知されていない現状をあらわしております。

 現行の献腎移植システムでは、提供された腎臓は同一県内の移植希望者が選ばれるケースが多くなっております。そのようなことから、茨城県の腎不全患者さんを救うためには茨城県民の移植医療への理解を広げ、提供者を増やすことが必要です。当財団といたしましては、腎不全患者の皆様のご期待に応えられるよう、これまで以上に一般の方々や医療機関に対して腎臓移植の普及啓発活動を展開していく所存です。

 腎臓移植は善意に基づく提供の意思と、その意思を確実に実現するための医療機関の理解と努力で成り立つ医療です。県民の皆様方、関係機関の皆様方のますますのご理解、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。